神戸レストランウエディング・ガーデンのある貸切ハウスウエディング

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ヒストリー

ブルーミンメドーが、どのような経緯で誕生したのかを以下の「ブルーミンメドー物語」で記載しております。すべての始まりとなった阪神淡路大震災からの歩みをご覧ください。


Blooming Meadows History
 

戦前に園芸・造園業で発足

ブライダル&フレンチ・レストラン「ブルーミンメドー」は、株式会社 渡辺農園(本社神戸市、渡辺拓也社長、資本金2000万円、詳しくはこちら)が経営しています。

同社は昭和10年(1935)現在地で創業、戦前、戦中、戦後を農園経営を主業務に、園芸並びに造園業を展開してまいりました。
戦後の高度経済成長期には、公共緑化事業を専業とする造園会社を西宮市内に設立し、飛躍的に発展。昭和60年代に新型緑化工法の研究開発と事業化に乗り出しました。

〝花咲く草原″の緑花工法

Update : 2011/11/25

これは、「ワイルドフラワー緑花工法」と名付けられたもので、野花(ワイルドフラワー)種子を混合し、都市周辺の広い緑地面積に播いて、山野に見られるような自然な〝お花畑″を創出する新型造園工法です。

基礎技術は、米国テキサス州高速道路局が戦前に開発、実用化しており、同社がいち早く注目し、わが国の緑化市場向けに開発に取り組みました。
ブルーミンメドー(Blooming Meadows)とは文字通り〝花咲く草原″の意味で、この時、この工法に命名されたブランド名なのです。

導入当初は、高温多湿で雑草繫茂の著しいわが国特有の気候風土になじめず、悩まされましたが、粘り強く研究開発と事業化を続行。
やがて公園、道路、市街地、緑化フェア等の公共事業に採用されるようになり、平成期には北は北海道から南は沖縄の離島に至るまで、全国各地でこの工法による現場が展開、目まぐるしい忙しさに追われる日々が続きました。

 

阪神大震災からの復活と再生

Update : 2011/11/25

「ワイルドフラワー緑花工法」の普及による多忙な毎日に突然、阪神淡路大震災が当地を直撃。未曾有の大震災は、一瞬にして6000名近い尊い人命を奪い、独特の文化を育んだ豊かな街並みを壊滅させました。
フル操業していた社業も現場も一時的にすべて断ち切られ、それから長く苦しい足取りの「復興」という歩みが始まるのです。
現在の施設、ブルーミンメドーがどのような経緯で誕生するに至ったのか、当社の代表者がその思いを以下に記しています。
誕生の〝原点″とも言える阪神淡路大震災からの歩みをごらん下さい。

「ブルーミンメドー物語」

Update : 2011/11/25

レストラン「ブルーミンメドー」の誕生は、平成7年(1995)1月17日の阪神淡路大震災にさかのぼります。人々に癒し難い傷跡を残したあの大震災が無ければ、当館は今、存在さえしなかったと言っても過言ではありません。

ブランド名「ブルーミンメドー」と名付けた小社の独自造園工法「ワイルドフラワー緑花工法」の全国普及に野望を燃やしていた当時の私は、激務による疲労でこの夜も泥のように眠り込んでいました。

明け方、突き抜けるような激しい揺れに目覚めたと同時に、木造の旧社屋兼自宅はまたたく間に屋根も二階も天井も崩れ落ち、木端微塵に瓦解。一階にいた私も妻も生き埋めとなり、私は右手を骨折しながらも、辛くも瓦礫の山から生還することが出来ました。
会社業務も日常生活も何もかもこの日を境にストップし、廃墟に帰した被災跡地に、私は何日も茫然と立ちつくしていました。
「新社屋を立て直して、もう一度やり直そう」
漠然とそう考えていましたが、なかなか具体的なイメージに結びつきませんでした。

花と緑にマッチする、自然素材の建物。大工による手づくり。伝統的な工法で・・・。等々キーワードを重ね合わせ、遂にログハウスの姿が浮上しました。そして庭園には造園用の見本園とするため、かつて世界各地を見て歩き内心にイメージを決めていたイングリッシュ・ガーデンを、また一部の用地にはわが国古来の本格的な茶室と露地庭をつくることにしました。

震災に直面し、救済を求める直後の復興混乱期を目の当たりにした私は、かつて天高く野心を燃やしていた当時とは打って変わり、中小企業こそは地元社会、近隣住民と共に歩むべきだと痛感しました。地域の人達にも喜んでもらえる、憩いと安らぎの店舗空間をつくろうと心に決めました。
そして兵庫県からの多額の緊急震災復興融資を活用して、何とか着工にこぎつけたものの、途中数々の難題に遭遇し、結局建物の建築に三年、その後造園に二年の、完成まで計五年間を費やす結果となりました。本当に難産の末の誕生です。

カナダ本国から直輸入した、大胆な丸太組みのカナディアン・ログハウス、欧米の著名庭園をモチーフに作庭したイングリッシュ・ガーデン、そして茶室や露地庭の組み合わせは意外だと驚かれますが、実は〝癒し″というキーワードで古今東西の伝統様式が結ばれていると考えます。
そして開業二年後、婚礼事業に進出し、強く自覚した重要なメッセージが次のようなものです。

大震災は、地元のここ本山中町でも多くの住民の命を奪い、町はほとんど壊滅状態となりました。わが身を焼いて蘇生するという伝説のフェニックス(不死鳥)のように、その後、町は再生と復興を果たし、活力を取り戻しつつあります。

ブルーミンメドーにて新しい人生の門出を迎え、祝福されてここから出発なされるお二人には、地域住民の方々が力いっぱいの声援と、大きな拍手を送っておられます。それは、この地から若い、新しい命が生まれ育って欲しいと願う、私自身や地域の方々の熱くて切実な思いであり、祈りなのです。
ブライダルはまさに「新生」のシンボリックな瞬間です。

お二人の門出を心から祝福申し上げます。

株式会社 渡辺農園 代表取締役
技術士(総合技術監理部門、建設部門建設環境)
ひょうごガーデンマイスター
渡辺 拓也
 


週刊誌「女性セブン」春爛漫合併号(3月30日・4月6日号、小学館発行)の特集企画
「全国桜カフェ&レストラン」にブルーミンメドーのガーデン並びにランチ料理が
掲載されました。


朝日新聞・日本経済新聞に折り込み配布情報紙「あさひグリーンファミリー東灘」に
ブルーミンメドーが大きく紹介されました。


神戸商工会議所の月刊広報誌「神戸商工だより」(特集・新分野への挑戦)に
ブルーミンメドーが紹介されました

 


神戸新聞総合出版センター様発行の“2016ワンダフルコウベ春・夏”
ブルーミンメドーが紹介されました。


Blooming Meadows History

Blooming Meadows History

小社の「ワイルドフラワー緑化工法」による花畑 入居高齢者も屋上庭園でくつろぐ

 

 

神戸市長賞に小社ガーデン

第14回神戸まちなみ緑花コンクール  

結婚式会場でもあるブルーミンメドーのガーデンが、このほど「神戸市長賞」を受賞した。
公益財団法人神戸市公園緑化協会が主催する「第14回神戸まちなみ緑花コンクール」まちなみ緑花部門の第一位に輝いたもの。
応募総数190作品の中から60作品が一次選考を通過、二次選考さらに審査員諸氏の現地調査による本選考で選出され、10月13日「グリーンフェスタこうべ2012」(神戸総合運動公園)で表彰された。
同ガーデンは阪神淡路大震災(1995年)後の更地約600平方メートルを二年間を費して㈱渡辺農園が造園、英国式庭園と茶庭やテラスを備え、春と秋の週末にはガーデン・ウェディングが執り行われている。
また2004年にはNHK朝ドラ「わかば」のロケ地となり話題を集めた他、随時各種の写真撮影場所等にも使われている。
四季折々の花と緑が楽しめるガーデンとしてレストラン客や婚礼客、また地元住民に人気が高い。

公式サイトリンク
公益財団法人神戸市公園緑化協会 
花と緑のまち推進センター
神戸まちなみ緑花コンクール